婦人科
1.科の特徴
婦人科では、女性の生殖器に関わる疾患を専門に診療します。
月経異常や更年期障害から、HPVワクチン接種、子宮筋腫・卵巣嚢腫などの良性疾患まで幅広く対応します。
妊娠・出産以外の女性の健康全般を支える診療科で、必要に応じて他科、高次医療機関との連携も行います。
2.対応疾患
| カテゴリー | 代表疾患 | 補足 |
|---|---|---|
| 月経・ホルモン異常 | 月経不順、月経困難症、更年期障害 | 思春期から更年期までの女性ホルモンのバランス異常による症状 |
| 婦人科良性疾患 | 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫 | 不正出血や下腹部痛を起こす子宮・卵巣の良性の病気 |
| 性感染症・炎症(STD) | 膣炎、子宮頸管炎、骨盤内感染症 | 細菌・ウイルス・真菌・原虫が生殖器に感染して起こる炎症性疾患・萎縮性膣炎 |
| その他の疾患 | 月経不順、無月経、頻発月経、稀発月経、月経困難症(生理痛)、月経前症候群(PMS)、更年期障害、卵巣機能不全(早期閉経)、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣嚢腫、卵巣腫瘍(良性腫瘍)、子宮内膜ポリープ、子宮頸部異形成、子宮頚管ポリープ、骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤)、性交痛、性感染症(性器クラミジア感染症、淋菌感染症、尖圭コンジローマ、性器ヘルペス など)、膣炎(カンジダ性膣炎、トリコモナス膣炎 など)、外陰炎、骨盤内炎症性疾患(PID:子宮付属器炎など) |
3.こんな症状はありませんか?
- 生理の周期が乱れている、しばらく生理が来ない
- 生理痛がひどく、痛み止めが手放せない
- 生理前にイライラする、気分が落ち込む
- 生理ではないのに出血があり心配だ(不正出血)
- おりものの量やにおいが普段と違う
- 下腹部に違和感やしこりがあり、お腹が張る感じがする
- 性交時に痛みを感じる
以下の症状がある場合、ぜひ一度相談ください。
4.当院で行う検査・治療について
検査
- 経腟超音波検査(経腟エコー)〔子宮や卵巣の状態を観察〕
- 子宮頸部細胞診(子宮頸がん検診)〔子宮頸がんのスクリーニング検査〕
- 子宮内膜組織検査〔子宮内膜を採取し異常の有無を確認〕
- ホルモン検査(血液検査による性ホルモン・甲状腺ホルモン測定)
- 骨盤MRI検査(MRIによる子宮・卵巣検査)
- おりもの検査・STDチェック・HPV検査
※当院ではコルポスコピー検査は行っておりません
治療
- 薬物療法(低用量ピルによる月経コントロール、ホルモン補充療法、鎮痛薬・漢方薬の処方など)
- 避妊指導(経口避妊薬〔ピル〕の処方、子宮内避妊具〔IUD〕の装着など)
- 骨盤子宮脱へのペッサリー治療
5.当院の特徴

6.受診の流れ

事前予約 → 受付 → 診察・検査 → 結果説明を基本としております。
注意事項
※未成年者(15歳以上の高校生から18歳未満)は検査・治療の際、保護者の同意が必要になる場合があるため、原則保護者同伴での受診をお願いいたします。
※妊娠している方は、産婦人科を受診してください。
※アフターピルの処方はしておりません。
7.医師紹介
井上 陽子
三浦 佳代
月経・子宮・卵巣などの"女性特有の悩み"には、"恥ずかしいから言いにくい"という声もあります。
しかし、誰にも相談できずにいることで症状が悪化するケースも少なくありません。
どんなお話でも構いません。
婦人科に通うこと=当たり前の選択肢です。
お気軽にお越しください。
8.婦人科の病気(詳細・コラム)
診療についてClinic
診療受付時間
月~金
| 午前 | 8:45~11:15 |
|---|---|
| 午後 | 13:45~17:00 |
土
| 午前 | 8:45~11:15 |
|---|---|
| 午後 | 13:45~16:30 |
診療開始時間
| 午前 | 9:00~ |
|---|---|
| 午後 | 14:00~ |
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