ノロウィルスの症状,潜伏期間,ノロウィルスの予防と治療について・健診会東京メディカルクリニック

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ノロウィルスについて

ノロウィルスについて

ノロウイルスってなんですか?

ノロウイルス(Norovirus)とは非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種です。

感染ルート例

  • カキなどの二枚貝類を生、あるいは十分に加熱せず食べた場合
  • 料理を担当する者が感染していて、その手を介して汚染された食べ物を食べた場合
  • 感染したヒトの糞便や嘔吐物からの二次感染
  • 上記の乾燥したものから出る塵埃を介しての経口感染する。

症状について

嘔吐・下痢・発熱を主とする症状です。

症状は1~2日の潜伏期間後、突発的に起こることが多いです。
夜に床につくと突然腹の底からこみ上げてくるような感触と吐き気を催し、我慢出来ずに吐いてしまうことが多いです。

それも一度で終わらず何度も激しい吐き気が起こり、吐くためにトイレを離れることが難しいほどです。
無理に横になろうとしても気持ちが悪くて横になれず、吐き気が治まった後は急激な且つ激しい悪寒が続き、さらに発熱を伴うこともあります。

これらの症状は通常、1、2日続いた後治癒します。
重篤な後遺症が残ることはほとんどありません。
症状は短期間で治まりますが、その後、約1週間ぐらいは便にウイルスが排泄され、家庭内に感染した者がいると二次感染を起こすことがあります。

よく発症する時期はいつですか?

ノロウイルス食中毒は年間を通じて発生しますが、特に気温の低下する冬場(11月~3月)に多くの発生することが多いです。

発症した場合の治療法・予防法

治療法

現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。
このため、通常の感染性胃腸炎(お腹の風邪のようなもの)と同じく対症療法(投薬・点滴療法等)が行われます。

特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。

脱水症状がひどい場合には病院で点滴を行うことにより症状はかなり改善します。
しかし別の病気が疑われることもありますので、医療機関を受診し先生の診察を受けることをお勧めします。

水分補給について

スポーツドリンクがいいです。※冷たいものより出来るだけ常温・温かい方がいいです。水で薄めた方がいいです。
※高齢者、子供等、糖尿病患者様は要注意!

糖尿病の患者様は常温の水をお飲みください。※スポーツドリンクには糖分が入っているため

予防法

  • トイレの後はしっかり手を洗いましょう。(特に指と指の間もしっかり)
  • 30秒間手を洗って、15秒以上水で流すというイメージで
  • 感染者の排泄物の処理の際は手袋、マスクを着けて処理しましょう。
  • 感染者がいる場合は、指輪や時計は外しておきましょう。
  • カキなどの2枚貝を食べる時は生食は出来るだけ避け、十分に加熱して食べましょう
  • 食器、調理具等は、熱湯(85度以上)による1分以上の加熱が有効的です。
  • トイレを流すときは、トイレの上蓋まで閉じましょう。(飛散の原因になります)

消毒方法について

ノロウイルスの除菌は次亜塩素酸ナトリウムが非常に効果的です。
ハイター等の漂白剤にも成分が入っています。
トイレが終わった後に、トイレのふちにぐるっとかけてください。トイレの消毒は重要です。

ノロウイルスを予防するためのワクチンは有るのですか?

インフルエンザのように予防するためのワクチンは有りません。

ノロウイルスの診断について

※現在、当院ではノロウイルスの検査を行っておりません。

通常、検査は便を使って行い、15~30分程度で結果が出ます。
便の量は最低、小豆程度の大きさの便が必要です。

下痢がはじまってからすぐより、翌日以降の方が陽性(感染している可能性)になる場合があります。

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