意外と知らない偏頭痛5つの原因

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意外と知らない偏頭痛5つの原因

意外と知らない偏頭痛5つの原因

血管が拡張することでズキズキとした拍動性の痛みが生じるのが偏頭痛です。主にこめかみから目のあたりが発作的に痛み、痛みの発作は 4時間~数日間続きます。片側に現れることが多いですが、両側から痛むこともあり、痛みが起きると、光や音、においに敏感になるのが特徴です。
女性ホルモンと関連があるため女性に多く、20~40代女性に起こりやすい頭痛とも言われています。

日本人の頭痛持ちは3~4人に1人とも言われている一般的な症状ですが、意外と原因は知らない方が多いです。
よくある症状だからこそ原因を知って、日常生活の対策として取り入れてはいかがでしょうか。
また、脳梗塞のリスクを上げる偏頭痛の前兆や病院にすぐに行くべき頭痛についても解説していますので、併せて確認しておきましょう。

偏頭痛の主な症状

1.痛みが拍動性である(ズキン、ズキンと脈打つように痛む)

2.持続時間が4~72時間と比較的短い

3.頭痛が始まると、寝込んだりして生活に支障をきたす

4.吐き気がしたり、吐いたりする

5.頭痛発作が起きると、光や音が耐えられなくなり、暗いところへこもってしまう

偏頭痛の種類

偏頭痛

「偏頭痛」では、頭痛発作が始まる前に、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる前兆が現れることがあります。
ただし、この前兆はすべての人に起こるわけではありません。 この前兆のある人は、目の前に「火花が散るような」、または「ギザギザした歯車のような」光がみえたり、視界の一部がその光によって白く遮られたりする症状を訴えるのが特徴的 です。それがおさまったかと思うと、こめかみから側頭部のあたりが脈打つように痛み始め、その尋常ではない痛みが数時間から長くて3日くらい続き、自然に消えていきます。この間、日常生活もままならなくなるような症状を呈すのが「偏頭痛」の特徴です。

緊張型頭痛

日本人の頭痛の中で最も多いのがこの「緊張型頭痛」です。15 歳以上の日本人の、およそ 5 人に 1 人が悩んでいる"お馴染み"の頭痛といえます。 「緊張型頭痛」とは、頭の周りや首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張するために起 こる頭痛です。 痛みは後頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて起こり、「頭を孫悟空の輪っかで締め付けら れているよう」とか、「頭に大きな荷重がかかっているような感じ」などと表現されます。
痛み以外にも、体がフワフワするようなめまい感を伴うこともあります。

群発頭痛

頻度としては非常に少ない特殊な頭痛ですが、「群発頭痛」も慢性頭痛の1つです。 この頭痛は 20代後半~40代くらいの、働き盛りの、しかも圧倒的に男性に多い頭痛で、女 性に起きることはまれです。家族歴もあまり関係ありません。 どちらか片方の目の奥が「アイスピックで突き刺されるように」、あるいは「焼け火ばしを 当てられたように」激しく痛むのが特徴で、そのような痛みが毎日、夜中から明け方ごろの 決まった時間帯に起こり、1~2時間続きます。 偏頭痛が動くと痛みが強くなるのに対して、群発頭痛は痛いときにのたうち回ることで痛 みが軽減することが特徴的です。 痛みと同じ側の目が真っ赤に充血して、鼻水、鼻づまり、発汗、流涙などの自律神経症状も 出て、ひどい人はそれによって目が細くなったりします。このような発作が1~2カ月くら いのあいだ毎晩繰り返されるので、この時期を群発期といいます。発作はあるときを境にパタッとおさまり、1~2年たつと、また同じような痛みが始まります。

偏頭痛の原因

「片頭痛」の原因やメカニズムについては諸説ありますが、現在最も有力視されているのは三叉神経が刺激されて起こるという説です。
何らかの原因で三叉神経が刺激を受けると、その刺激でセロトニンなどの神経伝達物質が血液中に一気に放出されます。
これにより脳血管は収縮するのですが、そのあと、セロトニンは代謝して減少し、逆に脳血管が拡張し、周囲に炎症が起こります。
同時に、拡張した血管が周りに張り巡らされた三叉神経を圧迫するため、動脈が脈打つたびに拍動性の痛みが起きます。
ムカムカしたり嘔吐したりするのは、その刺激を受けて脳が興奮状態に陥るためと考えられています。
具体的には、下記の5つの原因で起こることが多いのでチェックしてみましょう。

1.薬による頭痛(薬物乱用性頭痛)

頭痛薬の飲みすぎによる頭痛はあまり知られていませんが、頭痛薬を常用している人の30%程度は薬をやめることで改善するとも言われています。

2.たばこ

偏頭痛持ちの人のたばこは脳卒中のリスクが3倍になるので要注意です。

3.肩こり

緊張型頭痛では肩こりなどの筋肉の緊張が原因の場合も多いので、日本頭痛学会の頭痛体操を試してみましょう。
日本頭痛学会の頭痛体操(PDF)

4.ストレス

精神的ストレスだけでなく肉体的ストレス(寝不足など)や気圧や気温の変化でも起こるので、ゆっくりお風呂につかるなどリラックスできる環境を整えてみましょう。

5.食事・飲み物

血管を拡張・収縮させるポリフェノールやチラミン、亜硝酸化合物は、オリーブオイル、ワイン・チーズ・ハム・チョコレート・ナッツ・ソーセージ・柑橘類に多く含まれる。
エナジードリンク・コーヒーなどに含まれるカフェインは少量ならよいが毎日多量に飲むとカフェイン中毒となり頭痛を誘発するので、これらの飲食で頭痛が誘発されるようなら注意しましょう。

「片頭痛」の原因やメカニズムについては諸説ありますが、現在最も有力視されているのは 三叉神経が刺激されて起こるという説です。 何らかの原因で三叉神経が刺激を受けると、その刺激でセロトニンなどの神経伝達物質が 血液中に一気に放出されます。 これにより脳血管は収縮するのですが、そのあと、セロトニンは代謝して減少し、逆に脳血 管が拡張し、周囲に炎症が起こります。 同時に、拡張した血管が周りに張り巡らされた三叉神経を圧迫するため、動脈が脈打つたび に拍動性の痛みが起きます。 ムカムカしたり嘔吐したりするのは、その刺激を受けて脳が興奮状態に陥るためと考えら れています。 具体的には、下記の5つの原因で起こることが多いのでチェックしてみましょう。

片頭痛の対処

■規則正しい生活を心がけ、食生活に注意しましょう 規則正しい食生活を心がけましょう。

睡眠時間は最低でも 6 時間はとりましょう。ただし、8 時間以上寝過ぎるとかえって「片頭痛」が誘発されることがありますので要注意です。 チーズやワイン、薬などで片頭痛が起こる人はこれを避けましょう。

特に「片頭痛」の人は空腹で血糖値が下がると頭痛が起きやすいので、おなかがすいたなと 思ったら軽く何かを食べるようにしましょう。 マグネシウムとビタミン B2 には、「片頭痛」の予防効果が期待できます。「片頭痛」の人はもともと細胞内のミトコンドリアの働きが悪い人が多いといわれますが、 ビタミン B2 はその働きを助ける作用があります。 マグネシウムを多く含むのは、米、みそ、ひじき、まぐろ、黒豆、のりなど、どれも日本人 にはおなじみの食べ物です。 一方、ビタミン B2 を多く含むのは、レバー、大豆、卵、葉野菜、乳製品です。ふだんから これらの食品を積極的にとるように心がけるのもよいかもしれません。

■ストレス解消を心がける 緊張型頭痛と同じく、ストレスは頭痛の大敵。趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。

■起きてしまったら...

部屋を暗くして寝たり、痛む部分をアイスパックや氷で冷やします。 カフェインも効くのでコーヒーなどもおすすめです。(ただし、飲みすぎない様に) 片頭痛が起こっているときは、お風呂と運動は控えましょう。 おふろに入って体が温まると血流がよくなって血管を広げるのでかえって痛みが増します。 ふだんの運動はおすすめですが、発作の最中はやはり血流をよくして痛みを増強させるの で運動はタブーです。

脳梗塞のリスクを上げる危ない偏頭痛

前兆のある偏頭痛は、脳梗塞のリスクが2倍以上になる危険サイン

  • 1.目の前がちかちかする、ギザギザした光が見える
  • 2.音や光に敏感になる

対策:予防薬を使って前兆症状や頭痛の発作を抑える
お薬を使っていない場合は病院を受診しましょう。
前兆はあるけどあまり大した頭痛では受診しない方が多いですが、頭痛の程度にかかわらず脳梗塞のリスクが高い状態ですので、必ず受診しましょう。

こんな頭痛は脳出血かも!すぐに病院に行くべき3つの頭痛

  • 1.今まで経験したことのない強さの頭痛
    普段から偏頭痛がある人は我慢してしまう傾向があるので要注意
  • 2.突然起こった頭痛
    脳動脈瘤が破裂して、何もなかったのにピキーン!と急に始まる頭痛
  • 3.普段頭痛が全くない人の初めての頭痛
    特に高齢者では普段頭痛がない人が偏頭痛になるのは0.52%と稀ですので、何か異常が起こっている可能性が高いです。

これらの症状は最初、我慢できると思っていると、取り返しのつかないことになるかもしれませんので、必ず病院に受診しましょう。

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